認知症の方への食事介助のポイント

認知症の方を食事介助する際には注意すべきポイントがありますので、ぜひ理解した上で援助を行いましょう。
失認は食べ物を食べ物と認識できないということであり、目の前の物を食べて良いのか分からず、他のことに注意が向いていることがありますので、集中できる環境で最初の数口だけを介助して、食べ物を食べて良いことを丁寧に伝えましょう。
食事していたけど途中で食べることをやめてしまったなら、集中力が低下していることが考えられますし、周囲の音や声が気になっている場合があるので、食事環境を改めて整えると良いでしょう。
失行などにより箸やスプーンが使えない人に対しては、持ち方を変えてみたり本人が使いやすい介護用の食事道具を用意しましょう。