座り直しの介助について知っておこう

利用者さんに座り直してもらうためには色々な介助方法がありますが、腕の使い方がポイントですからご紹介いたします。
まずNG方法として、強引に体を持ち上げたり、ズボンの後側を持った状態で上に引き上げるという方法は、介助者や利用者さんの体に負担がかかるので注意しましょう。
利用者さんの前に立ち、利用者さんの手のひらを上に向けてもらい、小指を上に向いて脇を閉めた状態になってもらうと安定感を保ちながら介助する事ができるのです。
座り直しの介助は1回動かしただけでは不十分ですから、2回に分けて動かすことによって座った姿勢を直す事ができますよ。
スムーズに座り直してもらうためには、利用者さんに前かがみの姿勢になってもらい、頭の重さを利用してお尻を引いてもらうという方法が適切なのです。