腰痛予防しながら移動介助する事はできるのか?

安全に移乗介助するなら、介助者の体の負担を軽減させるためにも腰痛予防しながら実践する事が大切ですよ。
特に、体格が大きい高齢者や体重が重い高齢者の介助を行う場合、介助者への負担が大きくなりやすいですからボディメカニクスを意識した介助を心がけましょう。
体に負担をかけないためには、介助者の重心が低い姿勢で介助を行うようにしたり、高齢者との重心を近づけて移動介助を行えば少ない力で介助しやすいですし、より最小限の力で介助を行うためにはテコの原理を活かしましょう。
手や腕だけで介助しようとすると痛める事が考えられますので、全身の大きな筋肉を活用して介助するようにしたり、介助者は介助するときに体を捻るような動作は避けた方が良いでしょう。
介助者の体に負担がかかると、転倒などの事故が発生するリスクが高まりますので注意が必要ですよ。